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皆様には、平素より当社グループに格別のご支援並びにご愛顧を賜り、厚くお礼を申し上げます。
第106期(2024年3月期)の事業内容についてご報告申し上げます。
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に移行されたことにより、コロナ禍による影響がほぼ払拭され、個人消費や設備投資の持ち直しにより国内景気は緩やかな回復基調となりましたものの、円安の進行、世界的な金融引き締め、物価上昇等により依然として先行き不透明な状況にて推移いたしました。
観光事業につきましては、国内旅行需要の回復等により利用者数は前期と比較し日帰り・宿泊ともに増加いたしました。燃料商事事業につきましては、販売数量が減少いたしました。製造関連事業につきましては集中豪雨の影響を大きく受ける結果となり、運輸業につきましてはコスト削減に努め、堅調に推移いたしました。アグリ事業につきましては厳しい状況にて推移いたしました。
この結果、グループ業績は増収増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益は9億34百万円となりました。
今後につきましては商品力のさらなる向上を図るとともに、社員の多能化を推進し業務効率化を図ることを通じて収益力を向上させ、有利子負債の計画的な圧縮を図るとともに、地域貢献やSDGsにもこれまで以上に取り組み、企業価値を高めてまいる所存でございます。
なお、2024年6月27日付で西澤順一が代表取締役会長に、関根一志が代表取締役社長にそれぞれ就任いたしました。
新たな経営体制のもと今後も株主の皆様のご期待に応えてまいりますので、引続きご支援とご鞭撻を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
2024年6月